アマゾンの奇跡「アサイー」とは?

アサイーとは

アサイーは、栄養価が突出して高いスーパーフードの代表のような食品です。日本でも2014年にブームになり、広く知られるようになりました。ブルーベリーよりひと回り大きい黒紫色の果実は、強い紫外線と強烈な雨の降る過酷な環境のアマゾンで生まれたヤシ科の植物です。大航海時代以前からアマゾン先住民の貴重な栄養源となっていました。栄養たっぷりなのに、低糖質・低カロリーであることもうれしいポイントで、今は健康・美容の意識が高い世界中の人々に愛されています。

アサイーの果実は、直径1~1.2cmほどの球状で、約95%は硬い種。可食部はほんの5%ほどです。

 

アサイーには、甘みや酸味はほとんどなく、オリーブオイルのようなコク、若葉の香り、ほんのりと渋みがあります。そのため、いろいろなメニューに加えることで奥深い味わいが生まれて、美味しさが倍増。

原産国のブラジルでは、スムージーの他、お椀に入れたピューレ状のアサイーに、炒ってフレーク状にしたキャッサバ芋を混ぜたものを食事として食べるのも一般的です。干し肉や塩エビ、魚のフライと一緒に食べたり、砂糖を入れて甘くしたりもします。アイスクリームなどデザートの素材としても人気です。

アサイーに含まれる豊富な栄養素
赤血球をつくる「材料」と「スイッチ」両方の役割が期待できる!

アサイーは、赤血球の材料になる鉄をはじめ、抗酸化作用の高いポリフェノール、ビタミンBやE、ミネラルが豊富で、食物繊維、アミノ酸、α-リノレン酸(オメガ3)、オレイン酸(オメガ9)も含まれています。

 

さらに、赤血球を増やすためのスイッチともいえる造血ホルモン・エリスロポエチン(EPO)の分泌量を増やすことも、研究によってわかっています。赤血球増加のための材料、そしてスイッチの両方の役割が、アサイーには期待できるのです。

出典

■スーパーフードの火付け役
日本スーパーフード協会、スーパーフードとは
フルッタフルッタ、アサイーって何?

■赤血球をつくる「材料」と「スイッチ」アサイーには両方の役割が期待できる!
フルッタフルッタ、アサイーって何?